意外な美味しさ!ナスとモロヘイヤのとろみココナッツカレー
とりあえず、なんでもカレーにしてみる。
お盆に母から、野菜をたんまりもらいました。母の実家はかなりの田舎ですが、趣味で畑をやってて、分けても余るくらいの野菜があるとのこと。
こういうのって、普段自分で買わない野菜にトライするチャンスですよね。今回は調理したことないモロヘイヤに目をつけました。特段、好きでもキライでもないのですが…。
和食なら、たたいてさっと塩ゆでするだけで食べれます。切った時に出るねばりがポイント。カレーにはむしろぴったりかもしれません。
参考にする着地点は、インド料理にもよくある、サグパニールという青菜とチーズのカレーです。
ほうれん草などの代わりにモロヘイヤをペーストに、チーズの代わりに固形物としてナス、生クリームではなく今回はココナッツミルクでいってみようか。だいたいイメージは固まった。
こんな感じで初見だったのですが、思いのほか美味しくなったのでレシピにも起こしてみます。
それではいってみよー!
<材料>(4人分)
・ナス:1本(輪切り)
・モロヘイヤ:100g(ざく切り)
・玉ねぎ:1個(みじん切り)
・にんにく:1かけ(みじん切り)
・しょうが:10g(みじん切り)
・トマト缶:200㎖(1/2缶)
・ココナッツミルク:200㎖
(ホールスパイス)
・クミン:小さじ2
・シナモンスティック:1本
(パウダースパイス)
・ターメリック:小さじ1/2
・カイエンペッパー:小さじ1/4
・コリアンダー:小さじ1
・サラダ油:大さじ1
・塩:小さじ2
・はちみつ:小さじ2
・水:400㎖
<作り方>
1:輪切りにしたナスは軽く塩をふって(分量外)、200度のオーブンで10分加熱して水分を飛ばします。
2:ざく切りにしたモロヘイヤは、たっぷりのお湯を沸かしてに塩を入れ(1Lの水に大さじ1程度の塩:分量外)、30秒くらいゆがいてざるにあげます。
3:2とクミン小さじ2をブレンダーかフードプロセッサーに入れてペースト状にします。
4:フライパンか鍋にサラダ油大さじ1とシナモンスティック1本を入れ、中火にかけて細かい泡が出るまで加熱します。
5:にんにくとしょうがを入れて、キツネ色になるまで炒めます(中火)。
6:玉ねぎを入れて、こちらもキツネ色になるまで炒めます(強め中火)。
7:トマト缶を入れ、水分が飛んで固体のペースト状になるまで炒めます(強め中火)。
8:弱火にしてパウダースパイスをすべて入れ、塩小さじ1とはちみつ小さじ2を入れてよく混ぜ、なじませます。
9:1のナスと水400㎖を入れて強火で煮立たせ、沸騰したら弱火にして10分ほど煮込みます。
10:3でペースト状にしたモロヘイヤとココナッツミルクを入れて、それぞれなじむまでしっかり混ぜます。とろみがついて焦げやすくなるので、混ぜながら5分ほど煮込みます。
11:味をみて、残りの塩小さじ1+α(味がくっきりするまで)を入れて混ぜ、完成!
でっきあがり~♪
材料だけ見るとストイックにも見えますが、これが想定を超えて美味しい!
モロヘイヤは、味というより食感。「のどごし」がいいのです。で、まったりしそうなところですが…クミンシードやショウガの清涼感が補ってくれて、味のアクセントもしっかりと効いた出来になりました。旦那くんも、これまでのベスト5に入るかもと言うくらい。
肉のカレーが分かりやすい美味しさだとすると、こちらはじわじわと滋味深いという感じですね。
ただ、青菜系なので翌日カレーには向いてない気がします。特にモロヘイヤは…かな。2日目はすこしトーンが落ちたように今回は感じました。保存するなら、その日のうちに冷凍がおススメ!これなら味が落ちにくいです。
見た目、もうちょっと緑になってもよかったのですが…モロヘイヤは調理したそばから黒ずんできますからね。ねばりはでますが、ほうれん草のように水分は出ないみたいなんで、色的にはこんなもんなのかもしれません。リベンジする機会があれば見た目も改善できたらな~と思います。
※ナスは水分がかなりあるので、カレーに入れるときはそのまま煮込むよりも、素揚げにするかオーブン、グリルなどで焼いてから入れた方が黒ずみにくく、溶けにくくなります。最初から火が通ってますから、生っぽさを気にする必要もありません(前出のハラールレストランで教えてもらいました)。
お野菜好きにはたまらない、健康派カレーでもあるかもしれません!気になったらぜひぜひ、つくってみてくださいね~。
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