スパイス道。

インド料理から始まる終わりなき沼

GABANの『手作りのカレー粉セット100g』を買ってみた。①

前回、こんな記事書きましたが。

ryouri-kihon.hatenablog.jp

このサイト全体に漂う初心者感は無視して、スパイス料理関連だけはじょじょに本格派っぽい道を歩んでいきたいと思います。本格派って言っても今んところ自己満足だけど。

いずれは人に振る舞っても恥ずかしくない味にしたいですねー。

 

さて、こないだはこちらのスパイスセットにチャレンジしてみました。

 

手作りのカレー粉セット (袋) 100g

 

スパイスといったらどこでも見かけるGABAN、ということで、分からないうちは安心感のあるものから入ります。手作りのカレー粉セット100g。

 

表書きにもあるのですが、

「各種スパイス20種類入ってます =カレー約20人分= 」

ってことでワクワク。ただ、20種類もどうやって使いこなすの…?と疑問はあるものの、とりあえず使ってみることにしました。

 

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こんな感じで、やはりカレーに必要なメインとなるスパイスは多めに配分されています。

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とりあえず、開封してバーンとぶちまけてみる。個包装なので、別々にも使えますよ。

 

それぞれのスパイス、味や香りを知らないものもあるので、自分的にどんな印象なのかを覚えるべく、少量ずつテイスティングをしてみることにしました。

知ってるものは記載なしですが…さっきの表で上から順に、左から並べてみました。

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ターメリック:まんま、ウコン。粉っぽい。

・クミン:清涼感がある。カレーのベースの香りそのもの。

コリアンダー:無味無臭な感じがする。ザラッとした舌触り。

・みかんの皮:甘くほんのり苦い。

ミカンの皮以外は、カレーに欠かせないメジャーなスパイスですね。ミカンの皮もそない使うのかな?10gと、このセットでは多めに配分されてる。スパイスとしてはあまり聞かないけど、とりあえず美味しかったです(笑)。

 

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・フェネグリーク:苦く、土っぽい。

フェンネル:味は薄い。粒子が粗い。

・シナモン:(知ってるので省略)

・カエンペッパー:(辛み調整用、家にあるチリで代用したので使用せず)

・ガーリックグラニュー:(まんまニンニクの味なので省略)←写真欠けちゃった

最後のは「グラニュー」ってことで、どうやらニンニクを粒状にしたってだけみたいですね。まあ、ニンニクは具としても入れるんだけどね。

 

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・ジンジャー:(知ってるので省略)

・ディル:特に苦い。漢方っぽい。根っこみたいな土寄りの香り。

オールスパイス調剤薬局のにおい。ツンとしてくさい。

・カルダモン:ツンとしてさわやかな香り。味はない。

クローブス:薬くさい。味はない。

…この辺から、ボキャブラリーが貧困になってきた…。つまりどれも薬っぽいわけだねw配分を少なめにしてるのも分かります。クローブとかはアロマテラピーでもよく使われる気がするんだけど、こんな感じだったっけ?

 

ちなみに、図書館で借りてきたこちらの本を参照したところ…。

アジア食文化紀行 インド料理―マサーラー王国の食をきわめる

 

粒を挽いたばかりのすばらしい香りに比べると、既に挽いた粉末のカルダモンはほとんど香りがしないので避けた方が良い。

と書かれてました。うん、次回は粒のスパイスに挑戦しようと思う!

 

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スターアニス:薬っぽく、砂糖のように甘い。

・セージ:土っぽいハーブの香り。

・タイム:漢方くさい。粉が細かくしっとりしている。

カレーというより、肉料理とかで聞くラインナップですね。これも使うのかな…?

ちなみに、スターアニスというのは本来、星のカタチをしたスパイス。過去記事でコメントをくださった方がいて、「かなり匂う」と言われてたので覚悟してましたが、意外にも甘みがあって優しかったです。蒸し豚などに使われるそう。その記事がこれ↓

ryouri-kihon.hatenablog.jp

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ナツメグ:少しツンとする。

・ブラックペッパー:(知ってるので省略)

ベイリーブス:味も香りも抹茶っぽい。

これで全部ですね。ベイリーブスはローリエ(月桂樹)の英語名。この辺は日本人もハンバーグだの煮込み料理だのでおなじみですよね。ただ、ベイリーブスを粉にして味わったことがなかったですね。抹茶というか粉茶という感じだったのが意外。

 

++++++

 

で、料理の工程ではいつ入れるんだろ?マイナーなスパイスは分からんぞ?と思ったので、添付の紙に書いた使い方を見たんですが…。

 

読んだところ、「カレー粉の作り方 かんたん3ステップ!」って題でこんなことが書いてました。

 

◆STEP1:20種類のスパイスを全てボールにあけ、軽く混ぜ合わせる。

◆STEP2:フライパンにサラダ油大さじ1杯を入れ、そこに1を入れて弱火にかけ、焦がさないように木べらなどで5〜6分炒める。

◆STEP3:カレー粉を冷まし、ガラスの空き便等、密閉容器に入れて冷暗所または冷蔵庫で保存する。すぐにご使用も可能ですが、数日間熟成させるとスパイスがなじみ、まろやかな味と風味になります。

 

ええーーー。つまり、全部混ぜちゃうのね。ちょいガッカリ。

 

なんかガラムマサラ(スパイスが数種混ざったもの)買ってきたのと変わらなくね?と思ってしばし迷う。←せっかく個包装なんだから、必要に応じてピックアップして使う方がオモシロそうだと思ったのが、その理由。うーーーーん。

 

ただ、市販のいわゆる「カレー粉」と呼ばれるものが、どうやってあの茶色の状態になってるのかはこれで分かった。中にはしっとりした質感のものもあるけど、油分を混ぜて一度加熱されてるからだ。え?それって普通なのかな?

常々、カレー粉ってつまり何よ?って思ってたのだひとつ謎が解けた。

 

とあれこれ迷いつつ…。

全部混ぜたらつまりどういう味になるのかは、まずはやってみないと分かるまい。どーれーにしよーうかな。GABAN様の言うとおり、けけけのおまけつき。

 

ってことで、まずは「カレー粉とやら」を作ってみる道を選択しました。舌に合わなければ、それはそれなりに試行錯誤して、次回から別の道を選択すべし。ってことだな!

 

というわけで、カレー粉作りをスタートしたわけですが…予想外の展開に。

 

続きは次回。

 

 

 

 

 

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