GABANの『手作りのカレー粉セット100g』を買ってみた。②
前回の記事はこちらでした。
買ったのはこれ。スパイスが20種類、個包装で入ってるんですね。
いっこいっこ、味見をしてどんなスパイスか確かめた後…。実際のカレー作りに入っていきます。GABANによれば、このセットの使い方は以下。
◆STEP1:20種類のスパイスを全てボールにあけ、軽く混ぜ合わせる。
◆STEP2:フライパンにサラダ油大さじ1杯を入れ、そこに1を入れて弱火にかけ、焦がさないように木べらなどで5〜6分炒める。
◆STEP3:カレー粉を冷まし、ガラスの空き便等、密閉容器に入れて冷暗所または冷蔵庫で保存する。すぐにご使用も可能ですが、数日間熟成させるとスパイスがなじみ、まろやかな味と風味になります。
まずはその通りしてみよ、と思って混ぜてみました。
途中までは彩りも美しいものの…
全入れしたらもうカオス。
で、これを油とともに炒めて、いわゆる「カレー粉」にしていきます。
焦げないように、トロ火で丁寧に…。
が、ここで!予想外の展開に。
スパイス全部まぜまぜしたのに…今もなお、カレー粉というより漢方薬のにおいじゃん!!
まあ強いて言うならば、クミンは家に開封したのがあったので、それで代用したしな…。香りが弱かったのかもしれない。それにしてもこれはクスリ!とろけるようないい香りを予想していたのに…。
もしかするとSTEP3の熟成工程で、変わるのかな…。でも今日はすぐ使いたい。
うーん。前途がいっしゅん、曇りかけました。
しかし、スパイスは調理工程で変容するもの。どうなるかまだ分からんぞ!という自分への励ましを胸に、学んできたレシピで調理をスタートしました。
材料を炒め、
スパイス、いえ「カレー粉」を投入。
馴染んできた…。でもまだまだ漢方フレーバーは顕在。味も苦みが立ってる。
そこに、
ココナッツミルクをどどん!と。
おおっと!ここで様子が変わりました。
ちょうど欠けていた甘みの部分を、ココナッツミルクが補ってくれたのか?一気にコクが出てまろやかに〜♪
ほどなくして、完成!パクチーのっけました。
これが…なっかなかに深みがあって旨し!!!
旦那くんも美味しい美味しい言うて喰ってくれましたわ。
ただし…!欲を言うと、ココナッツミルクに助けられた感がするのは、ちょっとどうかと。
やっぱり、スパイスのそれぞれの香りが好きな私としては、「カレー粉」となってしまったスパイスは動きがとれず、気に入った香りが立ってるわけでもなく、少し残念な気がしました。
まんべんなく、「カレー」になってるんですわ。だったら質の高いカレー粉買ってくるしね。
で、昨日またココナッツミルクの代わりにヨーグルトでやってみたのですが…やや味が苦みに引っぱられてることに変わりはない。サツマイモで甘みを投入。本意ではないんですが、最後はコンソメでまとめてみました。
個人的には、これを使うときはココナッツミルク推奨です。(※2017.4月注:スパイスをブレンドして2~3日も置けば香りがまとまってきて、なじみの「カレー粉」っぽくなり使いやすくなりますよ!買い足して愛用中です)てか、ココナッツ好きな人にとったら、入れたら美味しいに決まってるしね。あくまで好みによるのですが…。
今回の教訓は…
◆スパイスはある程度、絞るべし!(香りを立たせたいならね)
といっても、書かれてるレシピによって毎回微妙にスパイスの配分とか量が違うんですよね、どうやら。本やネットでもいくつか目を通してみましたが。
そんな中でも、どんなレシピにも出る核となるスパイスは今のところ
◆クミン
◆カルダモン か コリアンダー
あたりかなと。マスタードシードは出てくるケースとないケースがあるな。
こういう研究めいた工程は好きなんで、いろいろ試してみようかなー。と思います。
そう、今思うと、こっちの方がスパイスカレー初心者にはわりかし使いやすい。
日本人好みのシンプルな味に仕上がるし、今ほどの知識なくても作れたかな。
お好みで、どうぞ♪
スパイスの旅は続く…。
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