アヤシい会社のカレーコンテストで勝った簡単レシピは、これだった。
ちょうど1年弱前に、インド料理を学んでから好奇心の幅がイッキに広がりました。
別に料理の基礎がないのに、いきなりマニアックジャンルOK?っと思ったけど、講師のヨーコさんもそもそも料理の人じゃなかったことに勇気づけられ…
そっからインド料理・アジア料理全般に興味を持ち、スパイスやハーブも大好きに。
ただ…なんせ、聞き慣れない食材が多い!
慣れないから新鮮でオモシロいんだけど、全部揃えたところで使い切れるだろうか?という若干の躊躇がありました。
スパイスも、香りが飛んだりするしね。
というわけで、初心者向けとして選んだのがこないだのスパイスシリーズ。
同シリーズのベジタブルで作ったのがこちらの記事です。
…ということを書いてるうちに、もうひとつ思い出した、初心者向けのスパイスセットがありましたわ。
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実は7年ほど前に私、某営業会社にいましてん。
営業成績なければ月給はバイト以下というブラックなムードをかもしながらも、さまざまな「アヤシいコト」を教えてくれて、一時期ハマった会社。
※アヤシいとは、ビジネスと精神世界とか武士道とパフォーマンスとか、宇宙と気合いとか、そういう目に見えないのをミックスした感じの世界観だったってことね。
その話は、また機会があれば。
その一風変わった会社である日、行なわれたのが…なんとカレーコンテスト!
オフィスのレイアウトを変えて、ガスコンロと鍋を各自持ち出して、部署ごとにカレーを作って味を競う、というやつですわ。まる1日、会社の営業日をつぶしてそれだけの為に使うという、キ○ガイじみた企画。
もちろん上司的には、こういうリフレッシュがあってこそ心も開き、営業成績にも反映するんじゃないかというもくろみ付きです。
ただ、うちのチームは営業に出ていて、知らされたのは前日の夜だった記憶が。「えー明日準備?私、料理ニガテだし文化祭的なのもめんどくさいし…うちら時間なくね?」と一時は思ったものの。
「どうせやるからには勝ちまっしょい!」というチーム員からの励ましによって、前日の21時過ぎて買い出しに行ったのを覚えてます。
予算もルールで1000円と決められているので(安!)、なにで差をつけるかはハッキリしなきゃいけない。ということが明らかになってから、私のアンテナは覚醒。
そこでバチっときたのが、スーパーにあったこちらのセット。
煮込み用スパイスもホールのままついてるし、これに玉ねぎ、ミンチと、トマトを効かせることで材料は予算内でしょうと見込みました。
材料が少ないことで、仕込みの時間の足りなさも逆に補えそうだしね。
もらいものの野菜をたんまり使って、食材費を削ったチームも、煮込みに時間を費やしたチームも、インド人のコスプレで笑いを取ろうとしたチームも(関係ねいやんw)、と営業会社にも関わらず競合がひしめく中。
事前にしっかり玉ねぎを炒める、ということだけを念頭に置いて、そこだけにエネルギーを注いだ結果…。
…優勝!!
スパイス+トマトという、味の明確さが決め手だったようです。狙い通り…!
営業成績ぜんっぜんふるわなかったのに、こんなところだけホンキ出してどうすんねんと思いますがw 覚醒してましたねーこん時は。
料理嫌いな時もカレーだけホンキになれたのは、こういう経験も少なからず反映されてたんじゃないかと。
ただ、その後も時々スーパーとかで探したものの、これがなかなか置いてないんですわ。カレーコーナーの品揃えの多いところじゃないとね。
今思えばすべて揃えられてるセットだし、ルーである程度調味されてるから、出来合いの味ぽいはず。とはいえ…一般的な舌からすれば美味しいに決まってるw
最初に載せたチキンマサラでもハードル高いな、と思ったらこれから始めるのはアリですね。えらく簡単ですよ。
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先ほどのケララセットはおそらく今の私だと若干、人工的な味に感じられるであろうかと。出来上がってて物足りないであろうしね。
というわけで先日、また違う本格スパイスセットにチャレンジしてみました。その話は次回…。
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