明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
…とは言っても、このブログ、立ち上げてまだ2ヶ月程度ですわ。
いつまで続くか分かりませんが、よろしくね♪
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さて、なんでこんな風に料理が楽しくなったか、昨年末にちょいと分かってきました。
ちなみに、昨日は外食初めでした。
お正月のおせち、お刺身、お酒等の応戦に疲れた胃。1/3にはやばやと七草粥で落ち着かせ…。
昨日向かった先は大阪ハラールレストラン!
隣にモスクがあり、ムスリムの方の来店が多く、大阪のプチ外国の様相を呈しております。
なんていうか、ここのビリヤニ(手前のご飯)は、ふかふかのお布団みたいにふんわりしていて、泣けてきます。ナウシカがラストで歩く金色の絨毯のようです。
キーマカレーは、あんかけでも入ってるかのごとくトロットロ。
ダールカレーはじんわり優しい。
普段、お昼はそんなに量食べないんですが…。ここに来るとそこそこのボリュームも胃に収まっちゃいますね。
そこで刺激を受け、帰ってからもスパイスフル活用!アチャールとかアルゴビ風(ブロッコリー使用)のカレーを作りました。
飽きない。それで思ったんです。
私は料理を好きになったというよりも、異文化交流を楽しんでるんだなって。
海外旅行も好き(なつもり)なんですが、その割には3回しか行ったことがなくって(好きだったら、もうちょっとなんとか工面しますよね)。
で、実際に旅に行っても、観光地より気になるのは、その国にある「普通の暮らし」。つまり、衣・食・住そのものです。庶民ゆえにリアリティがあるのに、身近でないフシギ。
(※観光地もそれはそれで好きですけどね)
写真は、国立民族学博物館にて。
大学時代、初めての海外旅行でタイに行ったときに、最初に感動したのは裏通りの床屋でした。入り口に扉がないオープンエアーな1人くらいのスペース(それで床屋なのか?)で、風と視線にさらされながらバッサバサと髪を切っては落とす。床に散らばる黒い毛束。ワイルドな床屋の姿がそこにはありました。
「なんなんだあれは。そして…なんておもしろいんだ…!」
からだが震えました。それがプーケットやらなんちゃらよりもイチバンの感動だった私って、どうなのか分かりませんが、震えたのだけは覚えてますw
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まったく違う環境で、まったく違う服を着て、まったく違う住処に住んでて、まったく違うものを食べて、それで生きていってる様子がたまらない。
普通の旅行では、なっかなかその様子に触れられないと思うんですわ。触れられるとしても、旅の人向けにアレンジされたものでしょうし。あえて言うなら、実際に暮らすしかない。
そう思ったとき…。
居場所は日本であっても、現地に近い材料で現地のようにモノを作って食べている状態って、かなりその国の「暮らし」に近づいてることに気づいたんですわ。特に、嗅覚にはダイレクトに響きますしね。
それに気づいたもうひとつのヒントは、こちらの本。
めっちゃ楽しい本です。
「ヨーグルト」という、どの国にもある食材を皮切りに、様々な国の料理レシピやヨーグルトの面白い使い方アイデアがちりばめられています。 見てるだけで遊牧民のような気分になれる。ヨーグルトには、牛乳ではなし得ない健康の智恵が詰まっているんですよね。
この著者の方、50ケ国以上訪れ、世界の料理を学んだ方のようです。さすがです。
この本を読んで、「にんにく塩ヨーグルト」なるソースを作ってみした。
ヨーグルト1パックに、塩小さじ1.5〜2とにんにく1かけ分のすりおろしを入れるだけ。
2週間ほどもつそうです。
ジャガイモのおやきをつくって、それにかけていただくと…。
なにこれ!!めっちゃくちゃ美味しい!!
焼いた油分と衣と、にんにくの香りが相まってジューシーで香りよい♡
この料理は「ベラルーシ風おやき」。卵液にくぐらせたジャガイモを焼いただけのごくカジュアルな料理なんで、予想の範囲内だろうなと思いきや…ここ最近でイチバン美味いと言えるレベルでした!
これだけで、ベラルーシって国はそういや、どこにあるの?
この料理のルーツってどんな国から来てるんだろう?
そういうことに思いを馳せ、いろんな知識体験をつなげることができます。あーなんて楽しい1人遊び。
私はたまたま、インドという国がいちばん興味あるんで、今はスパイス料理ですが…他の国の料理もトライしてみたいですね。ベトナムとか、モロッコとか。これからちょいちょい、異文化料理が出てくるかと思います。
そういや以前、インドのヒマラヤ山脈で出逢った料理も、最近あらためてレシピを見て発見がありました。…またそれは作ってみてから書こうかな。
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