南国と海の香り♪ ナスとココナッツミルクのスリランカ風カレー
先月、図書館で借りてきたこちらの本。
読みふけってはムッファー(*´Д`*) ってなってます。
文字通り、世界のカレーと呼べそうなあらゆるレシピが載ってます。オモシロ過ぎ。
インドやタイはもちろんのこと、カンボジアやブルネイ、ミャンマーなど、東南アジアでもあまり料理レシピを聞かない国々をはじめ、フィジーや中米のジャマイカ、アフリカ大陸のケニアまで。
そんなカレーもあったんだ!って種類をダイジェストで見て作って、楽しめます。
自称、“文化のさかいめフェチ”(今はじめて名乗った)としては…カレーの材料が、国と国のさかいめでグラデーション状に変わっていく様が、楽しくて楽しくて!それだけで容易に興奮状態におちいれます。
今回はその中から、スリランカの『バンダッカ・カリヤ』(オクラカレー)を参考につくりました。
◆ナスとココナッツミルクのスリランカ風カレー
普通にオクラで作るつもりだったのですが…いつも行くスーパーでオクラが品切れだったので、単にナスでつくったというだけw ちなみにバンダッカ=オクラ、バトゥ=ナスなので、そのままでいけばバトゥ・カリヤという名前でいいのでしょうか。
いつも作ってるインドカレーと違うところがちょいちょいあるのですが、
大きな違いは
•トマトが入ってないこと
•かつお節を仕上げに入れること
かな。
かつお節、美味そう!どんななんねーん!と作る前から興味しんしんです。
<材料>(2〜3人前)
ナス:1本
玉ねぎ:1個
にんにく:2片
ココナッツミルク:1と1/4カップ
かつお節:1.5g
サラダ油:大さじ3
水:1/2カップ(レシピは1/4ですがすぐ蒸発するので少なく感じました)
塩:小さじ1/2〜1(お好みで)
◎スパイスA
・コリアンダーパウダー:小さじ1
・クミンパウダー:小さじ1
・ターメリック:小さじ1/2
・レッドチリパウダー:小さじ1
●スパイスB
・カレー粉:大さじ1/2
・シナモンスティック:1/2本
・カレーリーフ:5〜6枚(あれば)
そんなわけで、材料を揃えます。
ちなみに、家にあったのは厳密に言うとココナッツミルクではなく、ココナッツクリームでした。下の紙パック。
kara ココナッツクリーム / 200ml TOMIZ(富澤商店) 中華とアジア食材 ココナッツ
商品説明的には、
ココナッツミルクよりも濃厚で香りがよく上品な味わいです。
となってます。調べたところ、「クリーム」の方が脂肪分が多いみたいですね。もしかすると加熱時に水が少なく感じたのも、そのせいかもしれません。こっちの方が必ずしもいいとは限らないようで、レシピによっては濃すぎて合わないこともあるそう。
ココナッツミルクは大抵、400ml缶なので、1カップ程度のちょうどいい量のものがあまりない為、今回は使い切れるこちらを使用してみました。たしかに、なめらかで濃厚な、やさしい味わいでしたね。
では作りまーす。
1:玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。ナスは4cmくらいの長さの拍子木切りにして水にさらす。
2:ナスのアクを抜いたら、水を切ってスパイスAをまぶしておく。
鶏肉とかはよくやるパターンだけど、野菜で先にスパイスまぶすのは珍しい気がした。でもこのワザ、使えるね!
3:フライパンに油を熱し、玉ねぎ、にんにくの順に炒める。いつも玉ねぎは透き通って(もしくはキツネ色になって)からにんにくを入れるので、今回もそのように。
玉ねぎの色、この感じね。↓
4:にんにくの香りが出たら、スパイスBを入れて混ぜながら炒める。
5:ある程度混ざったら、2を入れてさらに炒める。
水を加え、強火で煮立たせたら、弱火にしてナスに火を通す。
6:ナスに火が通ったら、ココナッツミルク(クリーム)を加え、弱火で15分ほど煮込む。
7:表面に黄金色の油が浮いてきたら、塩、かつお節で味をととのえる。
ちなみに、黄金色を確認するの忘れてた…。これあった方が美しいし美味しいのよね。
で・き・あ・が・り♡
まー、ココナッツミルクとナスとスパイス。美味くないわけがないっしょ!
そして、スリランカやインドネシアなどのカレーでは時々出てくる、かつお節。これが海の青い香りを、カレーの奥からぐぐぐっっと響かせてくれます。タイとかでは、ナンプラーがこれに当たるのかもね。
このハーモニー、面白いなー。もしかしたら、今までも知らずに食べてたのかもしれませんが、自分が作ることでワケが分かって食べるのが、余計に楽しい。自称、“文化のさかいめフェチ”もご満悦です。
ちなみに今日は、これを読みながらウトウトお昼寝してもーてたよ。。。幸せw
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