時短できて本格味も食べれる、ずるい本【スパイスカレー・インド料理レシピ本2021年版】
怠惰な人間、うっかり副菜を仕込むの巻。
時短料理ってのが最近、べらぼうに進化していると感じます。
私、めんどうくさがりの割には時短料理に懐疑的でした。「ただでさえ料理ヘタなのに、時短ってなんか薄っぺらい味になるんちゃうん?」と数年前まで思ってた人(←何様よ)。
けどそれは偏見でしたね。
ここ数年、TwitterとかYouTubeで紹介される手軽な料理やレンジ料理が驚くほど美味しくて、それなしではいられなくなりました。ちゃんちゃん。
今回も、この記事のシリーズです。
【お気楽料理・本格味編】
これ、こちらの本の後に出たんですが。どちらを選ぶかはお好みでいい気がします。
南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー
というか、どちらも持ってても意外とかぶりません。
インド料理の本なんで、「お気楽料理」って呼んでいいのかなぁと一瞬躊躇しましたが、帯に大胆に「時短&簡単」って書いてますね。
ホントに簡単なんです…!美味しいんです…!
2冊目のこちら『だいたい1ステップか2ステップ! なのに本格インドカレー 』は、レンジ使いまくってカレーからビリヤニまで作るし、ほんと大胆にわかりやすい工程。1冊目よりもメニュー名も聞きなじみのない「本格インド」的なものを扱ってますが、味は安定して、親しみやすいものばかりです。
スパイス数
たしかに、インド料理って一品でも計るものも多いし、工程を把握するのがちょいと面倒で、それだけでヤル気持ってかれたりするんですが…。
ステップが少ないとなると、やることが明瞭になる。
材料切るときは無心で切り、計るときはそれに集中し、鍋orレンジに放り込めば加熱のことはいったん忘れられる。それがこのレシピ本の魅力です。
その時間で、ヨユーがあればもう一品副菜がつくれちゃいます。なんなら休んで一杯飲んでてもいい。
そういえば…
インド料理って副菜の数も魅力です。バエます。ただ、張り切ってるときはいいのですが、だいたい力尽きてカレーのみになってることも多い(私)。
料理ブログを(ごくまれに)書いている割には、「今日うっかり5品作っちゃった~おすそ分けしよ♪」とかはまず、ありません。それでも時々、カレーに副菜が乗っているとか、あいがけカレーになっているのはすごいことなのです。あぁ、伝わりにく…。
前置きが長すぎたんですが、ほかにも私が思うこの本の特徴を挙げると、
・材料がほとんど全てグラム表記になっているので、目分量による味の誤差が出にくい。
最初は大変かな…?と思いましたが、鍋をスケールに乗せてどんどこ材料を入れていくスタイルなのでむしろ楽。これまで、思った以上にトマト入れすぎてたな…とか自己流の修正にもなります。
目分量でやっておいてあとから塩味の修正するより、はるかに楽で美味しいものができます。
・スパイスは
■パウダースパイス4種
■S&Bカレー粉
■ガラムマサラ
があればこの本の半分以上の料理はできる。
よくわからないスパイスを増やして余らせたくない人にはおススメ。というか、スパイスを多種類持っている人でも、結局使うのはこのスパイスよね、というのが軸になってます。ちなみに、ホールスパイス使いたい人向けの本格レシピも載ってます。
・巻末には、本格スパイスディナーの楽しみ方がゴマ粒みたいな文字で書き込まれていて、筆者の食べることへの愛がこれでもかと伝わってきます。
そう、作った後いかに楽しめるかは大事…!料理のプロになれる人は数少ないかもしれないけど、食べることにこだわり、食べることを楽しむプロには誰でもなれるんですよね。
確かに私も、インド料理がその入り口のひとつになりました。
次回に続きます。
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