スパイス道。

インド料理から始まる終わりなき沼

後から立ちのぼるうま味:レッドキドニービーンズのカレー。

スパイスカレーが好きになったキッカケの1つ。豆カレーの驚くべき美味さ。

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写真はこれまで作ってきた豆カレーたちです。

 

 

私にとっては、豆はどう転んでも粗食寄りなストイックイメージがあって。栄養とらなきゃいけないし、で食べるイメージ。ホコホコした食感があってたくさんは食べれない。嫌いではないし、美味しい豆料理もあるけど、毎日まではいいや、って感じ。

 

それが…ですよ。スパイスと豆ってなんでこんなに相性がいいのか!!

というくらい、美味しさにハマってしまいまして。肉はイメージ通りの分かりやすい美味しさだとすれば、豆は奥ゆかしく、後になればなるほど立ちのぼってくる美味しさという感じ。その秘められし美味さを、奥からズズズいーーーっと引き出しては魅せてくるスパイス群。そしてそれをべースで支えるニンニク、ショウガ。しかも豆って、しっかり、1食のタンパク源を担える存在なわけですよ。

これを知ってむしろ、カレーの各種レシピの中の上位に豆さんが躍り出たわけです。

 

昔実家で、ルーでできたカレーに大豆の水煮をぶち込んだものが出てたけど、そういう感じとはぜんぜん違う世界でありますよ。

 

というわけで、今回はレッドキドニービーンズのカレーです。ラジュマ、ラジマ、ラージマとか呼ばれているらしい。レシピ元はいつものこのチャンネル。

 

動画だけでも分かりやすいんですが、多少、翻訳とか謎な点もありますので、作りながら私的解釈を入れていきます。作り方も多少変えて。自分自身の備忘録でもありますわ。

 

 

レッドキドニービーンズのカレー】

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<材料>(3~4人分)

・水に浸してゆでたレッドキドニービーンズ::カップ1.5杯
・豆の煮汁(または水):カップ2杯

 

(玉ねぎペースト用)
・玉ねぎ(一口大に切る):1個
・生姜(粗みじん切り):2センチくらい(親指大の半分くらい?)
・ししとう(粗みじん切り):2本 ※本来は青唐辛子を使用
・にんにく(粗みじん切り):4かけ

 (トマトピューレ用)
・トマト(ざく切り):2個分 ★下記参照

・サラダ油: 大さじ1.5杯
パクチーの葉(みじん切り):好みの量 …今回はなかったので入れず。
・塩:小さじ1

 

(パウダースパイス)
コリアンダーパウダー:小さじ1/4
・クミンパウダー::小さじ1/4
・カイエンペッパー: 小さじ1/2
・チャットマサラ:小さじ1 ☆下記参照
 

★…カットトマト缶でもできないことはないのですが、豆に合わせるとトマトの味が立ちすぎることがあるので、今回は生のトマトをブレンダーでピューレ状にしました。ちなみに筆者はトマト缶を使い過ぎて、ミネストローネかラタトゥイユみたいなカレーになることが多々ありましたw それはそれで美味しいんだけど。

 

☆…本来はガラムマサラとドライマンゴーパウダー(アムチュールともいう:酸味を加えるスパイス)を各小さじ1/2というレシピです。この2つを混ぜたものがチャットマサラに近いそうですよ(実にざっくりとした説明ですがw)。ドライマンゴーパウダーをもってないので今回はこのチャットマサラを使うことにしました。

チャットマサラは酸味があり、生野菜のサラダに混ぜるだけで、加熱しなくても美味しく食べられます。うちで使用してるのが以下の、MDHの商品。

 

こちらは参考までに。

 

<作り方>

1:キドニービーンズを用意します。水に1晩漬け込み、その水はいったん捨てて、かぶるくらいの水で50分ほどゆでます。柔らかくなっていたらOK。

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分量はカップ1.5杯とありますが、思いのほか具が少なく感じたので(これまで作った他のカレー比、感覚ですが)、がっつり食べたい場合は多めでもいいかも。ゆで汁も使うのでとっておいてくださいね。

※この工程が面倒な場合は水煮缶でもOKです。

 

2:トマトピューレとペーストを作ります。
トマトは2個をざく切りにして、なめらかになるまでブレンダーで攪拌。それとは別に、材料の(玉ねぎペースト用)と書かれたものをすべて入れ、なめらかになるまで攪拌。玉ねぎペーストは、ブレンダーが回りづらければ少量水を入れます。

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後で混ぜるので、同じ容器を使って多少混ざってもいいです。


3:フライパンに油を熱し、2の玉ねぎペーストのみを入れて強めの中火で7分程度炒めます。しっかりと水分を飛ばしたいので、水を入れた場合は特に強めの火でもOK。

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はい。飛びました。この工程、めっちゃいい香りがします!

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4:2のトマトピューレの方を入れ、よーく混ぜて…

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(パウダースパイス)をすべて入れ、さらによく混ぜます。パクチーの葉のみじん切りがあればここで入れます。

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中火で加熱し、トマトの水分をあらかた飛ばしたら、

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弱火にしてフタをし、5分ほど加熱。
この3、4の工程でしっかり素材の水分飛ばして、うま味を凝縮するので…塩を加えてないけど、この時点でも意外と美味しいんですわ。よかったら味見してみてください。

 

5:フタを開けて、1のキドニービーンズと煮汁をすべて入れ、よく混ぜて強火で沸騰させます。沸騰したら弱めの中火で10分煮て、塩を入れて味を調えてできあがり。

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煮汁(水)は、水分が少なければ好みで追加してゆるさを加減してください。多少シャバシャバに仕上がったとしても、思いのほか味はしっかりとしてました。

 

完成!!

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スープのように、あっという間にたいらげてしまいました。一口めはアッサリしてるように感じたんですが、玉ねぎペーストのうま味が後から後から追いかけてきて、最後の方はかなり、満足度が高くなります!!

ホールスパイスも使わなくていいので、豆さえ煮てれば、後は思いのほかカンタンにできる気がしますよ。

 

しかし、パクチーは彩りのためにもあった方がいいですね。うちの近所のスーパーには置いてないので、たまに買い物で遠出したときしか入れられません(涙)。ちなみに現在、プランター菜園で育て中。

 

※後日談。パクチー入れました(笑)。香りのアクセントが効いてさらにうまかった。
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ちなみに、うちはブレンダーこちら系列を使っています。

 

貝印 SELECT 100 マルチブレンダー DK-5043 

インド料理やスパイスカレーはフードプロセッサーやブレンダーが大活躍します。うちはだいたいのものはこれ一台で間に合っている感じ。スパイスの粉砕など、乾いたものや極端に少ないものの除けば、ですね。余裕ができれば、スパイスグラインダーは別途欲しいかなと思いますが。

 

 

 

 

 

その他の豆カレーはこちら。

ryouri-kihon.hatenablog.jp

 

 

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