中近東料理はつたいけん。
さて、前回記事の続きです。
前回↓
この記事に、どんなダンス踊ってるんですかとコメントいただいたので、動画貼っておきます。
インドの砂漠にいる蛇使いジプシーの踊りです。くるくると滑らかに回る姿や力強いステップが魅力的。
1日目の最後には、このダンスを現地で身につけられたNalikaさんの踊りも見れました。民族衣装をもはや自分のものにして着こなし、あでやかに回る姿に見とれました。そしてもう御一方、ベリーダンスからは、日本人ばなれしたプロポーションのCeciliaさん。お顔ちっさくてしなやかで、でも力強い動き。
毎日ハイカロリーのインド料理喰いながら、こんなふうになれたらなとか思うのはもうワタクシ脳みそどうかしてます(笑)。
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で、サラーム海上さんのイベント2日目は、中近東料理を食する出張“メイハネ(居酒屋)”。ビュッフェ形式で料理をいただき、後で解説や旅話をうかがうというものです。
盛り付けだけ見てもめちゃ美しくテンション上がります。
と言いつつ、全編を通じて「美味しかった」という感想しか書けないのではないかと今から懸念しております。ある程度は知ってるつもりで行ったんですが、それくらい未知の味覚や情報がたくさんあったお料理たちでした。
まずひとつめ。
一人で行ったので、開始前のドリンクタイムにとある方に話しかけてみたところ…。「パリで知ったレバノン料理に惹かれて」とのこと。“レバノン料理”…!初めて聞きました。この段階ですでに中近東料理に対する理解がめちゃ曖昧だと分かりました。作ったことあるのは、フムス・ハリラ・ババガヌーシュ。これが果たしてどうなのか。
今回は中近東料理の定義についての詳細な話は省かれたのですが、私の今の理解そんな感じです。
だいぶ以前の記事でこの本を紹介したのですが、
世界のスパイス&ハーブ料理 各国の食卓を再現するおいしいレシピ集
見返してみると、この中ではトルコ料理がそれに該当しそうな感じ。フムス・ババガヌーシュもトルコかな。ただ、似たような料理でも、国によって呼び名や調理法が微妙に違ったりと、繊細なようです。国や言語が違うから当然か。ざっくりとくくれるもんじゃなさそう。
モロッコ料理はやや外れるけど遠からず?ギリシャ料理も掲載されてますが、これまたちょっと外れてそうです。
レシピだけ見てつくると、自己流になってしまうので本来の味が分かんないですわ。が、実際に食べてみることができると、イメージがまた刷新されていい経験になるなと。
今回の前菜のひとつ、ホモス。これがつまり私の理解するところのフムス(ひよこ豆のペースト的な料理)に近い。
むちゃくちゃ舌触りがなめらかなんです…!バターを使っていてコクがある。レーズンもなじんでいます。
そして、未知のふたつめ。
それは、中近東料理=いわゆるスパイス料理ではない、ということ。
まじかー!いきなりこのブログのタイトルに反しますw が、
美味しければそれでいい!!
言われて冷静に思い返してみれば、インド料理にくらべるとスパイス全然少ない。アクセント的に使うことはあっても、スパイス料理というのは言い過ぎなのかもしれません。レシピ本に紹介されている料理は、著者の色づけが入ってるので、本来のものから変わってくる可能性もあるもんね。
【合言葉はレモン、ニンニク、パセリ、オリーブオイル】
だそうです。風味の主軸になるものがぜんっぜん違うんだろうな。
人参は味が濃いめのものの方が美味しいそうな。
水切りヨーグルトがまた美味しかった…!上にかかってるのは大量の唐辛子。
スイカのデザートはミント、チーズと塩味で味わったことのない鮮烈さでした…!お口さっぱり。
全体的にはさっぱりとした味つけのものが多く、日本人が毎日の食卓に出しても飽きにくいのではないでしょうか。目にも彩り鮮やかで、人にも出しやすい気がします。まだまだ分かってないことだらけだけど、またひとつ新しい世界がひらけたのが嬉しいです。
とにかく、中近東とやたらひとくくりにするのはやめよう。インド一国だけでも、知れば知るほど異文化だらけで広いのにね。
ちなみにサラーム海上さんはメイハネのレシピ本も出されているのですが、装丁がめちゃめちゃ可愛い…!
MEYHANE TABLE 家メイハネで中東料理パーティー (LD&K BOOKS)
今手元にあるレシピ本をある程度作りおえたら、こちらにもトライしてみたいです。
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