スパイス道。

インド料理から始まる終わりなき沼

カレーは飲み物?スパイスや具を食べるもの?今年いちばん美味しかったチキンカレー。

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鶏肉が主役。

 

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先日、食材や雑貨をおまとめ買いしてきました。

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インド製のカレンダーとか、エキゾチックなダイアリー。
こういう派手派手カラフルなものは昔から大好きで。スパイス料理をし始めて、こういうエキゾチック熱がまた戻ってきた感あり。

そしていつものホールスパイス達や、初トライのグラスフェッドギーなどなど。ギーについては、後日試してみて感想書こうかな。

 

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てことを書こうと思ってると…どうやらはてなブログでは
今週のお題今年買ってよかったもの
てのがあるみたいですね。今週のお題とか書くのは(他ブログも含め)初めてですが、ちょうどいいので書いてみようかと。

 

今年買いまくっていちばんよかったものは、ホールスパイス達です。料理苦手だった状態から、一気に愉しみが広がりました。粉に挽く前の形がある状態が楽しい。料理というより、RPGに出てくる薬師みたいな気分になるのね。

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ホールスパイス以外にもいろいろ混じってますが



 

 

思えば一年前、こういうキットを買ったことからスパイスな日々がスタートしたのですが…。

ryouri-kihon.hatenablog.jp

 

↑今思うと、サムネのカレーの写真がひどい…。

 

1年経って思うこと。

本格的なカレー作りたいなと思ったら、初心者のときは粉になってる「パウダースパイス」のみだと、むしろ難しいと感じるかもしれません。味がひらべったくなるのね。1種類でもいいからホールスパイスを持ってた方がうまくできるんじゃないかと。なぜなら、そっちの方が自然と立体感が出るから、料理上手になった気分味わえる(笑)。噛んだときにあとで香るので、時間差も出るんですわ。

最初に持っててほんと良かったのは、クミンシードのホールです。好きってのもあるけど。カレー以外にも出番がめっちゃ多いし、焦がしさえしなければまず味的にも失敗しない気がします。

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ギャバン クミン ホール 17g
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ちなみに今回のお買い物では、ひととおりホールスパイスが揃っていたので、新メンバーとして「メース」というのを加えてみました。

ナツメグの外皮なんですが、これを嗅ぐと黒コショウをさらに香り高くしたような高揚感!すばらしいスパイスです。その代わりと言ってはなんですが、ナツメグと同じように使用量に注意が必要です。1回の食事で5g以上は摂らないように、だそうです。あと妊婦さんもNGだとか。

 

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で、こないだこちらのお店にホールスパイス買いに行ったときに、

ryouri-kihon.hatenablog.jp

たまたまですが店主の方にカレーの作り方教えてもらいましてん。ノートを取り出して手書きのレシピを見せてもらいながら。

なんでそんなレクチャーしてもらえたか分からないんですが、その時、日本人が何人か買い物に来ていたからかな?ラッキー!!Facebookを見ると店主はネパールの方のようです。

 

で、さっそく家に帰ってそのチキンカレー作ってみました。

使う材料はそんなに変わらないのですが、ホールスパイスを最初と、途中との2段階に分けて入れるというのが私的には新鮮でした!

今回はレシピ記事ではありませんが…。

 

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途中入れのホールスパイスは、すり鉢に入れます。
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チキンから出る水分を使う。

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途中入れのホールスパイス。

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煮込み。

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乾煎りして加えます。


 

というわけでできたのがこちら(上は以前記事にしたキドニービーンズのカレーです)。
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完成図を写真で見たわけじゃないので、これでいいのかは分かりませんが…とにかくこれまで作ったのとは段違いに美味しい!!!スパイスがお肉にしっかりと絡みついて、お肉の風味も食感もちゃんと生きています。これまでのカレーは、鶏肉のパンチが弱すぎてスパイスに負けて、主役を張れなかったんですわ。

なんか見た目、中華料理の炒めものみたいですが…w。

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これまでもスパイスカレーにおける鶏肉の扱いをいろいろと変えてきましたが…

煮込む直前に生肉を入れて炒める

あらかじめ鶏肉だけ別に焼いておいて煮込むときに加える

今回のように早い段階で炒める

個人的には、下に行くほど美味しくなった気がします。

 


作ってみて思いました。

我々ニポンジンの思うカレーのイメージって「ルーを食べる」ものなんじゃないかと。もちろん具材も入るんだけどさ(笑)。あくまで、「ルーの中に具材を入れる」って感じじゃないでしょうかね?最後に煮込むときもお水をだばだばーって入れるしね。「カレーは飲み物」って言葉もあるくらい、スープなイメージがあると思います。

 

で、今回作ったのは明らかに「具材を食べる」もしくは「スパイスを食べる」ものなんですよね。調理中に焦げない最低限のお水で料理するんですが、それは具材から随時出てくるのでそれでやればいい、と。その代わり油が多めです。

これまでに試行錯誤ながら学んだことを考えると、たしかにそれが合理的。

そっちの方がスパイスの香りが水に溶けださない。だから食べるときにも香りが残る!水分が少ないほど鍋の中が高温になり、トマトに含まれるクエン酸も飛ぶので、イヤな酸味も消えるんです(←私のつくるカレーがラタトゥイユみたいになるのはコレが分かってなかったから)。

 

私が認識している「スパイスカレーの基本の作り方」とは全然ちがいますが…。この工程もあれこれ試しながらマスターしていこうと思います。

 

 

ちなみに、今回のカレーでわずかながら加えた水分はこちら。
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100%ココナッツウォーター。買い物中に水分補給として買ったものの、本場過ぎて飲めなかったやつですw そういや、これまでもタイ料理屋とかで飲んだけど、飲めなかった記憶アリ。ココナッツミルクほどキャッチーな味じゃないんですよねー。そんなに甘くないし、生々しいというか。現地で飲むと美味しいのかな?
カレーに入れると美味しかったですが、これのお蔭かどうか分かりませんw

 

 

「いちばん美味しいチキンカレー」が更新されたかもしらん。。。

ryouri-kihon.hatenablog.jp