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今年はたくさんの、カレーやスパイス料理を作りました。
振り返って、とくに美味しかったやつを選んでひとまとめの画像にしよう…と思ったらこれがけっこう選択に悩む…。我が子は全員可愛い、親バカのようですな。
必ずしも時系列じゃないのですが、最後のまとめがいちばん最近の。
こうやって見ると、料理そのものだけじゃなく、盛り付けや写真も私なりには進化したのかもしれません。こうやって眺めながらジコマンに浸る時間は格別に幸せですw
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料理動画や個人ブログ、講座など、スパイスを学べるリソースはたくさんありますが。私が今年いちばん参考にしたのは、やっぱりレシピ本。中には20種類くらいのレシピを実際に作ってみたものもあります。
スパイス料理はじめる以前は「10分でできるおかず」系のレシピ本を、年に数回見る程度だったのに…(笑)。変われば変わるもんです。
今回は特に気に入ったものを紹介したいと思います。
まずは、基礎編。
以下の2冊が「インド料理軸」と「スパイスカレー軸」の縦横を作ってくれました。前回記事で書いた、「私の認識するスパイスカレーの基本の作り方」は、
主に以下の本から学んだものです。
【インド料理部門】
いちばん多くマネたのがこの本。
まず、「インド料理ってそもそもどういう定義よ?」というところから丁寧に書かれてるので、一気に視界が晴れます。
調味料は塩だけ、その理由とか、しょうが1かけの定義から、玉ねぎ炒めの色スケール、グレービー(とろみ)レベルなどがこの本なりに定義づけられてます。北インド南インド料理の両方についても、それぞれの違いが解説されているので、全体像をつかむことができました(←私は最初にコレを掴みたいタイプ)。スパイスは、その辺のスーパーには売っていないマニアックなものも多少使われています。
しかも、レシピに書かれているとおりに丁寧にやっていったら、しくみは分からないのにとてつもなく美味しくできあがる…!
ご飯ものやおかず、デザートまで網羅しているので、最初の一冊におススメです。
【スパイスカレー部門】
「スパイスカレー」だけに焦点をあて、スパイスも絞って絞って…最小限から作れるレシピがたくさん載っています(巻末には一品ものも少し載ってますが)。
スパイスの種類は少ないものの、具材の組み合わせはけっこう独創的なものも多いので(レバーをみじん切りにして加えるなど)、自分では思いつかない味も作れました。個人的に「料理」のアイデアとしては応用編な部分もあるなと感じます。
カレーの味の中核となる「カレーの素」の作り方、つまりトマトや玉ねぎの扱い方がかなーーり詳しく書かれているのがよい!これを作っていったら他のカレーレシピを見ても、自分で行間を埋められるようになると思います。
この2冊が基礎編。
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こっからは個人的に好きなだけで、ちょっと応用…というか趣味編です。
【スリランカ部門】
一見、かなりマニアック。10種類くらいしか作ってないけど、どれも美味しかった!
スパイスによってはめったに手に入らないものもありますが、代用も書かれているので省いてもOK。使われている食材自体は鶏肉、かぼちゃ、ナスなどどこでも売っているものが多いので実践しやすい。作り方も「鍋にぶちこんで煮るだけ」など、上記のインド料理やってたら拍子抜けするくらいシンプルで笑えます。でもめっちゃ美味い。
スパイスがある程度揃ってきたら、スリランカのミックススパイス「トゥナパハ」はぜひ使ってみてください。
【世界周遊部門】
スパイス、カレーに深い興味が湧いたキッカケ。
インド、タイ、イギリスや日本はもちろん、ミャンマー、ケニアなど世界各国のあまり聞かないカレーレシピまで載ってます。浅く広く、なので、ひとつひとつの国を詳しく追及はできませんが、個人的に「文化のさかいめフェチ」なので見てるだけで興奮します(笑)。
カレーの定義ってひろい…と思った1冊。ターメリックとチリ、砂糖メインで成立するカレーなどはカルチャーショックでした。でもやっぱりカレーの味なんだよな…。
世界のスパイス&ハーブ料理 各国の食卓を再現するおいしいレシピ集
こちらはスパイス・ハーブの切り口で世界周遊。写真やフォントがとてもキレイです。
これもけっこうマニアックなハーブなどが使われており、現実的につくるというよりは図鑑のように眺めてインスパイアされる系。使いなれた材料でも、味付けや組み合わせが予想外だったりして刺激になります。
以前つくったギリシャ料理も、この本を参考にしました。
元料理嫌いだったのが、「世界旅行」と思えば楽しくなりました。普通に考えたら和食が手軽で、食材も簡単に安く揃うのですが…。むしろ面倒なのがいい、という発想になったのがこの辺り。こういう本で妄想しながらだとむしろ手間ひまかけた方が楽しくなってくるので不思議です。
次に欲しいのは…ちょっとかさばるのでアレですが、スパイス・ハーブの事典的なものもテンションが上がっていいかもしんないですね。