スパイス道。

インド料理から始まる終わりなき沼

ポルトガル風ハーブチキン

草まみれの鶏。

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最近、思い出したように英語トレーニングにハマっておりまして。部屋で毎日シャドーイングなんかをブツブツやっております。学生時代にやってたけど、これがけっこうおもしろい。

で、その音声教材の中に、ポルトガル料理について触れたものがありまして。
そういや、ポルトガル料理ってソレと意識して食べたことはないよなぁ…と興味を持って調べてみましたところ。

 

とても簡単にできそうな動画を見つけました。1晩漬けて焼くだけ!

 

 

 

ナニコレめっちゃ美味しそう!そして普段使えてなかったハーブやスパイスもたくさん使えるようなので、作ってみようと思い立ちました。

 

ただ、普段から観てるチャンネルというわけでもなく、どこの国の方かも分からないので、食材や料理の規模感みたいなものは正直、ところどころ不明。

たとえば、しょっぱなから鶏もも肉6個って書いてるけど、動画で観たところ1ピースが日本の1枚より小さいようにも見えるし…。パプリカパウダーもスモークとスイートに分かれてるけど、2種類はさすがに持ってないし。あと部分的に、和訳がわからなかったり。

 

■オリジナルレシピはこちらです。

www.recipe30.com

 

なのでその辺は、テキトーにマネしてアレンジしてみました。

私が初見でやってみた分量や手順は以下です。

 

※2021.6.24 レシピにオプションを追記しました。

 

ポルトガル風ハーブチキン【自己流レシピ】

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<材料>(2人分)

鶏もも肉:2枚(600g程度)
・赤パプリカ:1個

(マリネ用)
・パプリカパウダー:大さじ1/2
コリアンダーパウダー:小さじ1
・チリパウダー or カイエンペッパー:小さじ1/2
オレガノ(ドライ):小さじ1
・タイム(ドライ):小さじ1/2(生の場合は1~2枝分)
・ガーリックパウダー:小さじ1
・フライドオニオン:小さじ2
ローズマリー:1枝分(葉をしごいて取る)
ローリエ:大1枚
・塩:小さじ1/3
・コショウ:少々
・レモン汁:大さじ2
・オリーブオイル:大さじ2
・白ワイン:1/2カップ(オプションのためお好みで)

 

<下準備>

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鶏もも肉の筋や脂肪を取り除く。1枚当たり3~4等分に切り、ボウルに入れる。
②材料の(マリネ用)のパプリカパウダーからオリーブオイル(好みで白ワイン)までをすべて鶏もも肉にまぶし、手で揉みこむ。
③ラップをして冷蔵庫で最低3時間、できれば24時間寝かせる。

もちろんビニール袋で揉みこむとかでもOK。

 

<作り方>

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①赤パプリカにサラダ油少々を手でこすりつけ、クッキングシートを敷いた天板に置く。230℃に予熱したオーブン(ウチは温度調節できるオーブントースター使いました)で20分焼く。

黒く焼き色がついてしんなりします(って写真はそんなに黒くなってませんが)。

②焼けたらふきんをかぶせて冷ます。手で触れるくらいに冷めたら、種と薄皮を取り除き、千切りにする。

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③マリネしたチキンを熱したフライパンで、強めの中火で焼いて、焼き色をつける。完全に火が通らなくてもOK。

④耐熱皿にチキンと②のパプリカを混ぜて並べ、180℃に予熱したオーブンで30分焼く。

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焼けたらこんな感じ…!!スパイスとハーブのめちゃいい香りが漂います…!!

 

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今回は、ターメリックバターライスとレタスを添えました。レタスは塩コショウとお酢、オリーブオイルを少々かけて。

写真ではチキンのシズル感をあまり感じないのですが(笑)、耐熱皿にスープが溢れ出てるので、それをそれを再加熱してソースにしてもいいかもしれません。

 

とにかく、香りがいい…!そしてジューシーです。
旨みや塩分押しじゃないのに、不思議と満足感の高い味(旦那くん談)。香りで五感が刺激されてるからかな?事前にマリネしたり、高温で赤パプリカを焼いてる時点で、いい香りでしたしね。

海外のチキングリルって、ガツっと高火力で焼いてパサっとしててそれもまた旨い、みたいなイメージがあるのですが、このレシピでは鶏を焼くときは高温過ぎないからか?しっかり水分もあってふっくら焼けています。だから最初にフライパンで焼き色をつけるときは思い切ってもいいのかもしれない。

 

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最初にも書きましたが、鶏肉の重量からオーブンの規模からなにもかも違うんで、味つけも予測に過ぎなくて。レシピ主の意図に近づけたかどうかは分かりませんが、美味しかったので個人的にはこれで満足です。

 

マリネ時に使用したフライドオニオンは、本来のレシピで「オニオンフレークかパウダー」って書かれてまして。探せばあるんでしょうけど、フライドオニオンの方が馴染みあるんで、変えてみたりとか。してます。

 

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作り方だけを見るとタンドリーチキンにも似ている気がしますが、出来上がりの味はまったく違う印象。だいぶ昔につくった、フランス料理のバスクチキンの方が近い気もします。

ポルトガルって歴史的にインドとも関わりあるし、でも当然ヨーロッパ諸国の影響も大きいし、いろいろ融合してる感じが面白い。


普段の洋食にちょっと変化つけたい時にはいいかもしれないです。

 

 

 ちなみに、スペインのパプリカパウダーはスモーキーな香りのものがあるらしいです。たくさん消費できるようになったら試してみたい一品。「ドゥルセ」が辛みなし、「ピカンテ」が辛みあり。

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